人が集まる場所には必ずあるチャイ(インド式スパイス茶)屋。人が口をつけたものは使わないというヒンドゥーの習慣により素焼きのカップは使用後は道端に投げ捨て割ってしまう。 デリーでは最近見られない光景。
 
 洗濯は原始的だけれども丹念に洗うためとてもきれいになる。(尼連禅河にて)
 
 幼稚園が最終学歴になる人は少なくない。この学校の卒業までの目標は家族の名前が書けるようになることだ。(ガヤー)
 
 デリーには牛が闊歩する。牛を神聖視しているからではなく、牛乳の補給線が短いのだ。搾りたての牛乳を急配する少年。(メインバザール)
 
 寝台車はクラスによって雰囲気が違う。開け放しの二等寝台はいつの間にかいろいろな人が入り込むが三段ベッドの居住性は快適。ここでの知恵は周りの人と仲良くなること。荷物を見てもらったりおやつを分け合ったり。デリー⇔バラナシの800kmは11〜25時間もかかるのだから。
 
 23歳の学生。お母さんが持たせてくれたお弁当を分けてくれた。お弁当を持っている人が多いのは戒律に沿った食事をするためでもある。